■ ID | 77 |
■ 種類 | 論文 |
■ タイトル | 牧草、柑橘園および針葉林用地における土壌有機炭素と窒素の変化 Changes of Soil Organic Carbon and Nitrogen in Forage Grass Fields, Citrus Orchard and Coniferous Forests |
■ 著者 | 王効挙
WANG Xiao-ju
埼玉県環境科学国際センター 李法雲 LI Fa-yun 遼寧大学環境と生命学院 範志平 FAN Zhi-ping 中国科学院応用生態研究所 熊在平 XIONG Zai-ping 中国科学院応用生態研究所 |
■ 出版元 | 日本森林学会 |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | Journal of Forestry Research, Vol.15, No.1, 29-32, 2004 |
■ 抄録・要旨 | 中国亜熱帯地域において、土地開墾後10年間、ライグラス(Lolium multiflorum lam)、バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)、柑橘(Citrus reticulata Blanco)およびマツ(Pinus Massoniana Lamb)4種類の代表的な土地利用システムにおける植物のバイオマスおよび土壌有機炭素と窒素における変化を定量的に評価した。その結果、開墾前にこの4種類の土地利用システムのバイオマス量はほぼ同じレベルであったが、10年後、ライグラスとバヒアグラス用地のバイオマス量はそれぞれ柑橘とマツ用地の3.7倍と2倍となった。特にライグラスとバヒアグラス用地の地下部のバイオマス量は柑橘及びマツ用地の10倍以上となった。土壌中0-40cmでのCとNの貯蔵量の変化については、ライグラスとバヒアグラス用地が増加したが、柑橘とマツが減少した。亜熱帯地方における土壌CとN貯蔵量の保全には、禾本科植物が重要な役割を担ていることが示された。 |
■ キーワード |
| 一覧に戻る |